皇海山と栗原川林道
皇海山 登高ルート 日時
皇海橋(10:50)-不動沢のコル(12:30)-皇海山山頂(13:40-14:20)-不動沢のコル-皇海橋(15:40)
2019.11.7 単独行
皇海橋(10:50)-不動沢のコル(12:30)-皇海山山頂(13:40-14:20)-不動沢のコル-皇海橋(15:40)
2019.11.7 単独行














皇海山登山口には都合4回ほど来た。山に入るのは今回が初である。追貝の集落から入り登山口へ、そして追貝に戻る。あるいは根利から入り登山口へ向かう。
登山口で一休みし、追貝まで抜ける。根利と追貝の中間地点が登山口といった感じだ。何度来ても栗原川林道は良い。
初春と冬は通行止めのためこの林道には立ち入ることはない。考えてみると随分もったいないことをしているものだ。軽めのザックで、陽いっぱい浴びた林道の雪道を
散策なんかするのも幼子のころの気分に浸れそうだ。調子に乗り長い距離を稼いだら危険だろうから、その辺のあんばいが難しいかもしれない。登山口まで追貝であろうが 根利であろうが車で一時間から一時間半ほど費やす。車窓から見える景色はどこを走っていても気分が高揚する。走りながら景色を堪能するわけにはいかない。
なんとなれば片側はすっぽり切れ落ちていて、車道は車が走れるだけの広さしかない。何度も何度も車を止め、周囲の景色を見る。稜線を見上げ、あるいは
谷底を見下ろしか細い栗原川の水面を凝視する。山の端と蒼穹を仰ぎ見る。
車道には時々山鳥や日本鹿がいる。木の実や虫をあさっているのだろう。今回も何度か目撃した。今回はいつもと違い緊張した。台風19号の影響からかもしれないが 林道のあちこちに落石が散乱している。時々車を止め前方を確認し、必要に応じて両手で落石や木の枝を退ける。落石と落石の間を縫うように抜ける。
当然谷底に落ちてはいけないのでそのことを最優先にし、車を走らせる。
いつも登山口で満足していたのだけれど、今回はピークにこだわろうと思う。登山口で満足しているだけでは、皇海山に失礼と考えた。
登山口からは急登が始まるのではないかと観念していたが、予想に反しなだらかな登りが続く。熊笹交じりのとても快適な登山道だ。木の枝には道しるべの赤い
テープが至る所にまかれ、コースのところどころに道しるべがあり、おおよその距離も表示されている。川に沿い上り、やがてい中間地点着く。ここからは
若干傾斜を強め沢沿いの登山道になる。そのうち涸れ沢になるだろうと登高を続けるもなかなか水が切れない。土質が水を保ちやすいのだろうか、分岐の手前まで
沢とは縁が切れなかった。登山道の整備は良くされていた。急な滑りやすそうな箇所には必ずロープが必要以上に張られ、落石を起こさないように大石は
取り除かれていた。今回は台風の後で少し様相は異なることを勘案しても整備状況には感心する。
分岐から先もほぼ同じような角度で登高を続けると、眺望の少ない皇海山頂上に着く。ここでゆっくり遅い昼食をとった。山の頂上でめったに会えないコケの群生地
に驚き、挨拶代わりにたばこを吸う。
鋸山と思うけれど、明るいうちに悪路を突破しないと自己責任を問われかねないと下山を決意する。さて、いつものように駆け足でと思うが、今回は足の筋肉が
痛い。普段の不養生と諦めケガをしない程度にゆっくりと下山する。登山とは安全こそがプライオリティが高いのだ。
帰りの栗原川林道は新たな落石があったらしく来た時との記憶と違う箇所がある。注意していたにも関わらず、パンクをさせてしまった。タイヤの横が
数か所岩に切られている。即座にタイヤ交換し帰途に着く。もう一回パンクしたらまずいので、さらに慎重に車を走らせた。
山に登らなくても、私にはこの林道が懐かしい記憶を呼び起こすようで貴重だ。